中国鉄路、50’型コンテナ新開発 40’型容積50%上回り輸送費削減へ

中国国家鉄路集団(China Railway)は中国で最大の容積を誇る50’型コンテナ(写真)を製造、広州、上海、長沙、昆明発着の路線に試験投入した。
 50’型コンテナは中国鉄路集団が独自開発したもので、総重量36トン、貨物積載量30.85トン、容積114.4m3で、40’型海上コンテナに比べ容積が50%大きく、鉄道貨物列車の安全要件を満たしており、主に中国の内陸輸送市場に供給、コンテナ貨物の輸送能力が大幅に向上し、輸送コストの大幅削減が期待されている。
 4都市を起点とする50’コンテナ鉄道列車は、最高時速120kmで運行、旅客列車の時刻表に対応、発着駅を固定することで途中の走行時間を短縮、広州国際港駅から長沙北駅まで、上海閔行駅から広東省昌平駅まで、長沙北駅から広州国際港駅まで、昆明王家営西駅から広東肇慶駅までの所要時間はそれぞれ10時間、27時間、10時間、40時間で、通常の貨物列車と比較して半分以下に短縮、輸送能力が大きく、輸送距離が長く、速度が速く、コストが低く、環境に優しい、低炭素であるという利点をより活用し、環境に優しい列車を運行するという。