ネオパナ閘門通航規制7月は13.11mへ強化 パナマ運河、コンテナ船の輸送量が最大40%減少

パナマ運河庁(ACP)は干ばつに伴う運河 の水位低下により、7月19日からネオパナ マックス閘門の最大ドラフト規制をさらに強 化し、従来の13.26mから13.11mに引き下げ ると発表した。 ACPはすでに6月25日に13.26mまで強化す ると発表していたが、来月さらに規制を強化 することになり、通常時は15.24mまでだった が、これにより2m以上規制が強化されること になった。 ACPは引き続き、運河の上流にあるガトゥ ン湖の水位の変化に応じて規制値を変動 させるとしており、今後さらに干ばつが悪 化した場合、1日当たりの通航船隻数上限 を現在の36隻から28隻まで強化する可能 性に言及した。 4月のネオパナマックス船の通航隻数は 285隻で、うち半数はコンテナ船が占め、 規制の強化が続けば運河を通航してコンテ ナ船の輸送量は最大40%減少し、サプライ チェーンに悪影響を及ぼす懸念が高まって いるという。