世界的な港湾混雑による物流への影響(ロングビーチ・ロサンゼルス)

1. 米国ロサンゼルス港およびロングビーチ港

  • ⚫  サンペドロエリア(ロサンゼルス港およびロングビーチ港)での2021年3月のコンテナ滞留日数は、前月の4.1日から 3.75 日とやや改善しました。

  • ⚫  各ターミナルともコンテナ待ちのトラッカーの列も徐々 に解消されつつありますが、引続き、デマレージやディ テンションへの負担が懸念されています。

  • ⚫  ロサンゼルス港の速報(5/12 時点)では、平均沖待ち 日数は 6.2 日で、3/18 時点の 7.7 日よりやや改善して おります。

  • ⚫  両港の3月のコンテナ総取扱量は、対前年比85.89% 増の 1,797,985TEU。滞留コンテナに占める「5 日以上 滞留したコンテナ」の割合は 14.4%と前月の 18.4%か らは改善傾向にあります。

  • ⚫  引き続き混雑は続いているものの、各ターミナルのオ ペレーションは徐々に正常に戻りつつある状況です。

  • ⚫  一方、鉄道輸送においては、鉄道ランプでの滞留日数 が 2021 年 3 月は平均 10.5 日と、2 月の平均 8.6 日か ら悪化し、引取・回送に引き続き大きな打撃を受けて おります。