7月の世界コンテナ取扱量指数上昇 世界貿易がコロナ禍から立ち直りみせ

7月のRWI-ISL Container Throughput Indexは、季節調整値で116.2と6月の 110.2から6.0ポイント上昇、2カ月連続で プラスとなったが、前年同月比では5.1ポイント低かった。

世界貿易が新型コロナウイルス (COVID-19)の影響から立ち直り、中国 のコンテナ取扱量指数が4.4ポイント上昇 し126.5と過去最高を記録、中国以外も109.9と7.1ポイントも急上昇した。7月は指数の74を占める世界51港のデータを基にした。

ルアーブル港、ゼーブルージュ港、アントワープ港、ロッテルダム港、ブレーメン /ブレーメルハーフェン港、ハンブルク港 の欧州北部諸港のNorth Range Indexは北 部ユーロ圏はドイツ経済が成長し、107.6 と6.8ポイントも上昇した。

世界コンテナ取扱量指数は世界の港湾が 公表するデータをもとに毎月、ドイツのシ ンクタンク、ライン・ウェストファーレン 経済研究所(RWI)と海運経済物流研究所 (ISL)が2015年=100を基準に指数化したもので、多くの港は前月末からわずか2 週間後にコンテナ取扱量を公表しており、 国際商品貿易と世界経済活動の先行指標となっている。