米国10港の輸入量 11月は東西とも減少

香港のコンテナ市場分析会社、Linerlyticaの調べによると、今年11月の米国上位10港の実入りコンテナ輸入量は前年同月から14%減少し20年6月以来最大の下げ幅を記録した。このうち西岸が18%減と3カ月連続減、東岸も6%減と20年以来初めて減少に転じた。
 貨物量の減退にともない北米港の停泊地で待機している船舶も急減、待機船の容量はピークだった年初の160万TEUから11月末は55万7,000TEUへと約3分の1に減っており貨物量の軟化と混雑緩和は23年を通じて継続するとみている。