印・ケララ州沖を航行中に“Wan Hai 503”が爆発事故

海外の海事メディアによると、Wan Hai Lines(台湾)が運航するコンテナ船”Wan Hai 503”(4,252TEU、シンガポール船籍)が現地時間9日午前10時30分頃、インド・ケララ州アジッカルの南西約80kmを航行中に爆発が起こり火災が発生、乗組員22人中18人が船から避難し救助されたが、4人が行方不明となっていると伝えている。
 同船はWan HaiのFar-East-Madras Service2に就航中で、事故当時はコロンボを出港後ムンバイに向かっていた。
 Wan Haiは事故を受け、政府機関や保険会社と協力し船員の救助とともに荷主の支援にあたっているとしている。対応に当たっているインド・コチの軍当局によると、アンダーデッキに積載されていたコンテナが爆発したと見られ、インドメディアは同船が可燃性液体、可燃性固体、自然発火性物質、有毒物質など4種類の危険物を輸送していたと報じている。
 インド洋のケララ州沖では先月下旬も、MSC(スイス)が運航するコンテナ船”MSC Elsa3”(1,730TEU)バラスト水処理システムの故障により沈没する事故が起きたばかりだった。