世界で出荷遅れが平均5~6日 コンテナ船の定時運航率約40%で

調査会社のS&P Global Plattsのトレー ドフロー分析ソフトPlatts cFlowによると コンテナ船市場ではスケジュール遅延が一 般的で、定時運航率は約40%であり、世界全体での出荷遅れは平均で約5~6日となっている。

この遅れは世界中のサプライチェーンに拡大し、5月の塩田港や8月の寧波港などでの新型コロナ発生による港の閉鎖により悪 化し、その結果、多くのコンテナ船がこれらの港を抜港しう回を余儀なくされたこと で世界中の港で滞船が発生した。

北米で最も影響の大きいロサンゼルス港 /ロングビーチ港では24日現在、36隻のコンテナ船が沖待ち、今後数週間で40を超 えて過去最多になると予想する。

また、サバンナ港でも14隻が滞船、 ニューアークが5日、シアトル-タコマが3 日、ヒューストンが3日、ノーフォークが2日、バンクーバー、 オークランド、マイアミ、ポートエバーグ レーズは各1日となっている。

また、欧州ではロッテルダム(蘭)が12 日ともっとも長く、ピレウス(ギリシャ) が6日、ハンブルグ(独)が5日、フェリク ストウ(英国)、アントワープ(ベル ギー)、ブレーメン/ブレーメルハーフェ ン(独)、ジオイアタウロ(伊)がそれぞ れ2日のほか、バレンシア(スペイン(ス ペイン)、タンジールメッド(モロッコ)、 サザンプトン(英国)、マルタがそれぞれ 1日、バルセロナ(スペイン)はゼロとなっている。